関根です。
私は現在パーソナルトレーニングジムの経営をしながら、うつ病を患っている方、夫のDVで悩む主婦、売上を上げたいビジネスパーソン、経営者など…
様々なクライアントが抱える多様な問題を解決する
「ライフコーチ」としても活動しています。
参考記事:関根朝之の活動
上記のクライアントは一見、それぞれ全く異なる課題を抱えているように見えますが、実は根本原因はすべて同じ。
だから、私は毎回同じアプローチをして各々の課題を解決へと導いてるのですが、それが
『マインドフルネス』
を軸にしたコーチングです。
どんなに本を読んだり、セミナーに通って学んだりしても上手く行かなかった人がマインドフルネスに取り組んだ途端、今までが嘘のように問題が解消した事例はたくさんあります。
私は今から約2年ほど前にマインドフルネスと出会い、「マインドフルネス認定講師」の資格を取得し、以来ずっと研究を重ねて来たのですが、
学べば学ぶほど、マインドフルネスを広めることが幸福度の高い人々を増やし、最終的に世界平和に繋がると確信しました。
この記事では「マインドフルネス」が一体どういうものなのかを、初心者の方にもわかるように、丁寧に解説していきます。
「心ここにあらず」の状態がネガティブな事象を引き寄せている
マインドフルネスとは、“今ここ”に集中している状態であったり、そこに至ろうとする過程のことを言います。
スポーツ選手が絶好調の時に「ゾーンに入った」という言い方をすることがありますが、その状態に近いと考えるとわかりやすいかもしれません。
周りから聞こえてくるあらゆる雑念から開放されてリラックスしているため、ストレスはありませんし、自分の力を存分に発揮できる状態です。
それに対し、現代人は非常に忙しいことに加えて「マルチタスク」が当たり前となり、1つのことに集中する時間を持つことが、非常に難しくなっています。
そうなると、必然的に「心ここにあらず」の状態になりやすく、それが過去の失敗や未来の不安といったネガティブな思考を巡らす要因になっているのです。
すると、不安や恐怖といった負の感情に心を支配され、身体にも異常が出るほどの過度なストレスを感じたり、発揮できるパフォーマンスも著しく低下してしまいます。
マインドフルネスと対をなすこのような状態を、「マインドワンダリング」と呼びます。
でも、よく考えてみて欲しいのですが、私たちが生きているこの世界には「今この瞬間」しか存在しません。
現実は常に「今」の連続であり、今の連続が未来へと繋がっていくだけ。
過去に何があったかなんて、「今」には一切関係がないことですし、どうなるかわからない未来のことをあれこれ考えていてもしょうがないです。
今を一生懸命生きることしか私たちにはできませんし、本来はそれさえできれば万事OKなのです。
でも、マインドワンダリングしている人というのは、ネガティブな過去や、未来に怯えて常に不安や恐怖で心が満たされない状態に陥っています。
マインドフルネスを取り入れることで、そんな精神状態を意識的に改善することができ、それまで振り回されていた不安や恐怖から開放され、「ありのままの自分」で生きられるようになります。
「心ここにあらず」の状態はこうして作られる
重要なのは不安や恐怖というのは、自身の「心のあり方」が生み出しているということです。
心のあり方が良くないと、感じたストレスをどんどん増幅させて自分を追い込んでしまうし、不安感も強くなってしまいます。
現代に生きる人たちは特にこの「心のあり方」に問題を抱えがちですが、その要因として、次のようなものが挙げられると私は考えています。
①親
多いのが、幼いときに親から無条件の愛を受けられず、「~でなければ自分には価値がない」という思い込みを刷り込まれて育ったケース。
そういう人の特徴として、自己肯定感が低く、ありのままの自分の存在を認めることができていません。
常に欠乏感に駆られ「自分に足りない何か」を補うために、他人の評価を過度に気にしていたり、お金やステータスなどの「外的要因」にとらわれた価値感で生きています。
そういう人に話を聞くと、善悪の判断基準が常に自分の「外」にあるため、自らの純粋な心の声を、自分自身でも感じ取れなくなってしまっている場合が多いです。
「こうあるべき」という周りの期待に応えるために「やりたくないことでも我慢してやる」ということに慣れてしまったせいで、
自分が本当は何をしたいのかわからなくなってしまうのです。
「自分の軸」がないと、いつまでも他人の目を気にして自分に自信が持てないですし、自分のことを好きにもなれません。
本来、他人の目や意見ほど、自分の人生にとってどうでもいいものはありません。
仕事ができようができまいが、そもそも仕事に就いていなかろうが、年収がいくらだろうが、全くその人の価値には関係ないですよね。
完璧な人間なんていないし、そもそも完璧になる必要もありません。
幸せのカタチは人それぞれであり、人生に正解なんて何ひとつない。
あなたはあなたの人生を一生懸命生きればいい。
人生の正解があるとしたら、自分の心に正直に生きることだけ。
だから、メディアや親、先生、友人、会社の上司の言うことを真に受けすぎて、完璧になろうとしすぎないようにすべきだと私は思います。
そのためには、日々の中に周囲の雑音をすべて取っ払って、「自分自身」と対話する時間が必要です。
その時間を増やせば、少しずつありのままの自分を認めることができるようになり、自分自身を愛せるようになって行きます。
②インターネット
誰もがスマホを持ち、いつでもインターネットに繋がれる現代ですが、そうした環境が不安感の強い人たちを増やしていると私は考えています。
ITの発展により、人々の情報格差がなくなったのは素晴らしいことです。
しかし、そんな情報化社会においては、日々膨大な情報が入ってくることで、それらに流され、自分の生き方の軸を見失しなってしまう人も増えています。
しかも、企業のマーケティングの都合上、メディアが流している情報というのは、多くが視聴者の「不安を煽るもの」だったりするわけですね。
・老後は5000万円以上必要なので今から準備しておきましょう
・こんな服を来ていたらダサいしモテません
・太っている男はかっこ悪い
・女は35歳になる前に結婚しないと価値がなくなる
・大学を出ていない人間は無能
・大手企業に就職できなければ負け犬
はっきり言って余計なお世話だよ!って感じですが、中にはこうした言葉を真に受けてしまう人もいます。
完璧な人なんていないのに、1つでも欠けていると「あなたは人間として失格なんじゃないの?」と煽られ、不安を増長させられてしまうのです。
社会全体が不安を煽る情報で溢れているせいで、その中で生きる私たちは余計に自己肯定感が低くなる傾向にあると言えます。
③SNS
自己肯定感を下げる要因として、日常に浸透したSNSの存在も大きいでしょう。
フォロワーの多い影響力のある著名人は、たいていが華やかな日常をSNSに投稿しています。
そんな人々の生活を垣間見て、憧れでとどまるならまだいいですが、中にはそれが憧れから嫉妬に変わったり、もしくは自分の日常と比べて「自分はなんてダメなんだ」と落ち込んでしまう人がいます。
他者と自分を比べて、自分で勝手に自分の人生に「不正解」の烙印を押してしまうのです。
よくも悪くも他人の目に触れやすい世の中だからこそ、若い人は特に、それらを気にするあまり自分に自信が持てず、自分のことを好きになれなかったり、周りの声や情報に振り回されて疲弊しているように思えます。
日本は島国で同調圧力が強いことから、「こうあるべき」という思い込みが強い人が多いです。
特に親から「~でなければおまえには価値がない」という教育を受けて育った人は、その傾向が強いですし、そこに「不安情報社会」がさらに拍車をかけていると言えます。
だから「できない」自分を許すことができず、そのストレスに耐えられなくなると、うつ病や心身症を発症してしまうのです。
結果、日本は先進国の中で、自殺者が圧倒的に多い国となっています。
これは深刻な社会問題だし、絶対に変えていかなければならないと私は考えています。
うつ病は薬では治らない
ちなみに、ストレスを強く感じすぎると、頭痛や動悸、食欲不振や睡眠障害など、身体に様々な症状が出てきます。
それが一般的に「うつ病」と言われる症状ですね。
医学的には神経伝達物質による情報伝達の異常が原因とされています。
「幸せホルモン」と言われる気分や感情に関わるセロトニンとノルアドレナリンの量が減ってしまい、情報伝達が上手く行われないために様々な症状が起こると。
うつの症状が酷くなると、精神科に通院し、投薬治療を受けるのが一般的です。
ですが、私は治療を精神科のみに依存するのは、非常に危険だと考えています。
薬を飲んで一時的に症状は抑えられても、完治までには至らず、再発してしまう人が後を絶たないからです。
この再発率の高さこそが、うつ病のもっとも厄介なところ。
そして、与えられた薬を長期間服用することで、どんどん薬への依存度が高くなり、最終的に薬なしでは生きられない身体になってしまう人もいます。
こんなの不幸でしかないですよね。
実際、問診もかなりテキトーなことが多く、患者が「なんとなくうつっぽい症状」をしてるというだけで、医者のほぼ主観でうつ病の診断をしてしまってるケースがほとんどです。
本気で患者さんを良くしようと頑張られているお医者さんもいますし、一概にこういうことは言いたくないですが、病院も極論ビジネスです。
「あなたはうつ病です」と診断して、薬を処方したほうが、製薬会社ともに儲かるわけです。
そもそも、うつ病には医学的には未だに解明されていないことが多くあります。
それなのに、ただ薬を出して終わりでは、根本的な治療に繋がるわけがありません。
結局、根本原因を解消しない限りは、一生うつに悩まされ続ける可能性が高いです。
自分の中心と向き合い「ありのまま」の自分を愛せるようになろう
私自身は、幼少期に刷り込まれた価値観や、現代の「不安情報社会」に起因する、自己肯定感の低さがうつ病になる根本原因だと考えています。
「こうあるべき」という思い込みにとらわれていると、他人からの評価を過度に気にしてしまったり、自分ではコントロールできない外的要因に人生を左右されてしまいますし、
自己肯定感が低いと、ちょっとしたストレスで恐怖や否定などのネガティブな感情に心を支配されやすくなります。
だから、根本的にそうした思い込みから解き放たれて、自己肯定感を高めて、あるがままの自分を認められるようになる必要があるのです。
それさえできれば、うつ病が完治するのはもちろんのこと、人生の幸福度自体がめちゃめちゃ高くなります。
私自身、以前は「こうであるべき」という思い込みにとらわれていました。
成績優秀でない自分には価値がないと思っていたし、お金がないと幸せにはなれないと思っていました。
でも、違いました。
「こうあるべき」というのはあくまで周りの誰かが勝手に決めた価値観であり、私自身が本当になりたかった自分ではなかったわけです。
マインドフルネスを通じて、自分自身を見い出せたことで、周りの評価や目を一切気にしなくなりましたし、自分が本当に心からやりたいと思えることを思い切りやれるようになりました。
マインドフルネスはあるがままの自分を愛せるようになって、「今」を夢中で生きる手助けになります。
だから、私はマインドフルネスをもっともっと世の中に広めていきたいと思っています。
マインドフルネスの具体的な効果とメカニズム
では、マインドフルネスには具体的にどんな効果があるのか?
ある実験では、1日45分のマインドフルネスを8週間行ったところ、記憶や感情のコントロールに関わる「海馬」の大きさが約5%増大したことが報告されています。
ちなみに、うつ病と診断された人はこの海馬がストレスを受けて損傷し、小さくなっていることが多いです。
逆に、不安や恐怖に反応する「偏桃体」が優位になってしまっている場合が多いのですが、上記の実験では、扁桃体は約5%縮少。
ストレスに対する過剰な反応が抑えられたという結果が出ました。
こうした実験により、最新の脳科学では、マインドフルネスには「ストレス軽減」「集中力アップ」「自律神経回復」など、たくさんの効果効能があることが実証されています。
【マインドフルネスの主な効果】
●集中力が高まる
雑念を捨てて今この瞬間に深く集中していくことを繰り返していくことで集中力が増していきます。●ストレスが解消される
考えていることに飲み込まれることなく、それをただ観察していく時間を持つことで精神的にも肉体的にも緊張が緩和されていきます。●洞察力、直観力、創造力が高まる
思考が整理されクリアになり、結果様々な能力が発揮されやすくなります。●よく眠れるようになる
呼吸を整えることで、交感神経と副交感神経のバランスが整い、体の緊張も緩和されていくためよく眠れるようになります。
また、マインドフルネスの状態は、集中力の向上により、脳や身体のパフォーマンスを高める効果があるため、スポーツやビジネスの世界でもどんどん取り入れられています。
メジャーリーグで長きに渡って活躍したイチロー選手や、スティーブ・ジョブズをはじめとする多くのトップ経営者もマインドフルネスを習慣にしていたことは有名ですが、それはこうした理由からです。
アメリカではグーグルをはじめフェイスブックやインテル、マッキンゼーといった大企業のほか、政府機関の研修でもマインドフルネスが導入されています。
また、小学校などの教育機関で積極的に取り入れた結果、成績の向上や、子どもたちのいじめや差別が減ったという報告もあり、世界的に大きな注目を集めています。
マインドフルネスの具体的な実践方法
では、マインドフルネスの状態に到達するために、具体的にはどうすればいいのか?
よく用いられるのが瞑想です。
瞑想というのは古くから禅やヨガなどで行われていたものですが、マインドフルネスの瞑想はそこから宗教的な要素を排除したもので、誰でも気軽に実践できるのが特徴です。
瞑想を使って、他者からの評価、不安や恐怖といった無駄な雑念や思い込みを取っ払い、あるがままの自分を見出していきます。
瞑想と言っても、やることはとても簡単で誰でもすぐに実践できます。
基本的には、姿勢を正して、ただ自分の「呼吸」に意識を向けるだけです。
姿勢を正す
椅子や地べたに座り目を閉じたまま、肩の力を抜きリラックスします。
呼吸に集中する
ゆったりと気持ちの良い呼吸をしていき、繰り返される呼吸にただ意識を集中します。
呼吸に意識を向けるのは、雑念から離れ、今ここの身体感覚とつながるためです。
ただ呼吸に意識を向けるといっても、やってみるとなかなか難しいと感じるかもしれません。
コツとしては、吸った空気が喉を通って体中に流れていくことをイメージしたり、呼吸に合わせて肺が縮んだり膨らんだりするイメージを持つことです。
呼吸以外の様々な雑念に意識が向いたら、悪い事と思わずに「雑念」と心の中で唱えてそれを手放して、また呼吸に意識を戻していきます。
再び雑念がやってきた時は「今、自分は不安を抱えている」とか、「自分はイライラしている」といった事を、心の中で言葉で繰り返して気づくようにします。これを『ラベリング』といいます。
これを繰り返すことによって、次第に雑念が少しづつ減っていき、呼吸に意識が戻って行きます。
時間
瞑想の時間はまず最初は5分〜10分程度で行うが一般的です。
慣れてきたらもっと長時間やっても良いですし、時と場所を選ばずにもっと短時間で行うことも可能です。
より本格的に実践したい方へ
マインドフルネスを通じて、様々な雑念や不安や恐怖でいっぱいになった心を、ふっと軽くすることができます。
まさに脳と心のデトックスと言えますね。
次第に自分が心からありたい姿、やりたいことも自然と見えてくるでしょう。
マインドフルネスのやり方自体は簡単ですから、その気になれば誰にだってできるようになります。
毎日の生活にほんの少しマインドフルネスの時間を取り入れただけで、生活の質が大きく改善したという人はたくさんいます。
興味がある方はあまり難しく考えず、とりあえず実践してみることをおすすめします。
初心者の方は、今回の記事の内容を理解して実践するだけで、大きな変化を感じれる場合もあります。
なお、より詳細なマインドフルネスの技法を学びたい方は、書籍も出版していますので、ぜひこちらも手にとっていただけると嬉しく思います。
→『1日中、最高のコンディションが続く!脳を鍛える超呼吸法』(Amazonのページに飛びます)
そして、より本格的に実践していきたいという方には、
現在個別にマインドフルネス(瞑想)の指導、およびコーチング(カウンセリング)を実施しています。
マインドフルネスを通じて
「うつの症状を治したい」
「自分に自信を持てるようになりたい」
「人間関係を良くしたい」
「ビジネスでもっと飛躍したい」
「自分が本当にやりたいことを見つけたい」
など、個別具体的な課題を克服し、理想の自分を実現していくコーチングになっています。
たとえば、気分がふさぎ込みがちなど、うつの症状でお悩みの方であれば、まずは自身のネガティブな思い込みに気づいてもらい、どうしたらその思い込みを解消できるのか、現状の思い込みのもとになっている過去の経験などもヒアリングしながら、具体的な対処法を一緒に考えて行きます。
私はこうしたマインドフルネス(瞑想)とコーチングを組み合わせたセッションにより、
✅長年うつの症状で悩んでいた方を、薬を使わずに治したり
✅恋愛で悩む友人を結婚させたり
✅仕事のパフォーマンスを向上させ、売上アップにつなげたり
✅会社の離職率を改善したり
✅食事制限できなかったモデルを苦もなく食事制限できるようにしたり
など、現在進行系で多くの方の悩みを解決したり、成果を出させることに成功しています。
興味がある、一度どんなものか体験してみたいという方は、1回30,000円で実施しているセッションを、今だけ1,000円でお試し受講することができます。
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以下より関根の個人LINEを友だち追加した後、
「マインドフルネスコーチング希望」
とメッセージをお送りください。
メッセージを確認後、折返し体験コーチングの詳細なご案内をお送りさせていただきます。
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